7月8日、中高生5名と先生で参加したおにぎり配りのボランティア。これが僕の人生で初めてのボランティアでした。おにぎり作りをあさやけベーカリーさんで行いました。
その後、僕は「椎名町」付近の路上生活をされている方の元を回り、おにぎりを配りました。コロナの関係で、おにぎりだけでなくマスク、消毒液なども一緒に渡しました。また、自粛になってからおにぎり配りや炊き出しに来る人が多くなっているという話を聞き、いつ自分が、もしくは知り合いがその立場になってもおかしくないことを実感しました。僕はボランティアをするまで「なぜ路上生活をせざる負えなくなってしまうのかな」と思っていました。しかしスタッフさんに聞いたところ、障害を持っている方もいると教えてくれました。たしかに会話をするのにも時間をかけないといけなかったり、うなずくだけ受け答えができなかったりと様々な人がいると肌で感じました。
この経験を通じて改めて、『路上生活者を増やさない』ということの重要さを目の当たりにしました。1人1人に対してかけなくてはいけない時間がとても多く、全員に手が回らないのではないかと思います。そしてそれを達成するためには国も動いてくれないといけません。それには多くの国民の意見を集めなくてはいけません。少しでも多くの人がこの問題のことを知って、他人事ではないという意識を持ってくれたら、、と思います。今後、この事をどんどん発信していきたいです。
また、僕たちは継続的にお手伝いをしたいとも思いました。一回だけでなく、1ヶ月に一回もしくは2ヶ月に一回でもおにぎりを作るとこからやりたいと思いました。そこで実際に8月19日、学校の厨房を借りておにぎりを138個ほど作り、配りに行きました。とてもスタッフさんたちに喜ばれて、助けになれてよかったという思いでいっぱいでした。2ヶ月に1回のペースを目指して僕たちはボランティア活動をしていきたいと思います。
小さな力ではありますが、少しでも苦しんでいる人の助けになれたら嬉しいです。
自由学園 高等科2年 中村侑人
自由学園 高等科2年 中村侑人