生活弱者の住み続ける権利対策会議 設立記念集会
が、下記の通り開催されます。
◇日時 2015年4月11日(土) 17時~18時30分
◇場所 群馬県庁昭和庁舎ホール(前橋市大手町1-1-1)
https://www.pref.gunma.jp/01/a2710014.html
◇プログラム
1 開会あいさつ(甲斐道太郎・大阪市立大学名誉教授)
2 設立総会
3 基調報告 借地借家法における正当事由と法定更新(増田尚・弁護士)
4 現場からの報告① 全国追い出し屋対策会議の活動(堀泰夫・全国追い出し屋対策会議事務局長)
5 現場からの報告② 住まいの貧困を解消するためのとりくみ
(坂庭国晴・国民の住まいを守る全国連絡会代表幹事、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人)
6 閉会あいさつ
築年数が相当経過した民間賃貸住宅では、
十分な管理がなされないまま空室が目立ち、
社会問題になっています。
こうした民間賃貸住宅を買い取って、
建替や再開発などを手がけると称して、
賃借人の住み続ける権利を否定し、
明け渡しを強圧的に迫る不動産事業者による被害が近年多発しています。
借地借家法では、正当事由のない解約申し入れは
効力がないものとされ、賃借人の住み続ける権利が保障されています。
しかし、賃借人の法的知識の乏しさに付け込み、
建替や再開発というだけではおよそ正当事由がないことを知りながら、
解約を申し入れて明渡を要求し、
立退料等の提供もしないまま、実力で出て行かせるなど、
賃借人の権利が侵害されるケースは少なくありません。
そこで、賃借人の住み続ける権利を知らせ、
このような不動産事業者による不当な立退要求を
撃退させる支援に取り組むとともに、
賃借人の権利が不当に侵害されないようにするための
必要な法制度の確立を目指して、
「生活弱者の住み続ける権利対策会議」を設立することにしました。
設立集会では、法定更新と正当事由という
賃借人の住み続ける権利を守る借地借家法の制度について
学習するほか、民間賃貸住宅における居住権の問題について、
全国追い出し屋対策会議や、
住まい連・住まいの貧困ネットワークの活動をご報告いただき、
「住まいは権利」を実現する共同を広げていきたいと考えています。
賃借人の権利擁護や、住宅問題に関わってきた
すべての法律家、研究者、市民団体のみなさんに、
当会議への参加を呼びかけます。