「罪に問われた障がい者」の支援(6/9現在)

こんなシンポジウムあります

『共生社会を創る愛の基金』第三回シンポジウム
—罪に問われた障がい者」の支援
    新たな制度展開と多様な草の根の取り組み

「罪に問われた障がい者」の取り調べや、裁判、
罪を償う更生やその後の社会復帰という刑事司法の分野については、
これまでは「特殊な人たち」の世界と考えられ、
あまり光が当てられてきませんでした。

しかし、実際には、受刑者の4分の1に
知的障がいの疑いがあること、
社会に受け入れられるすべを知らず、
犯罪を繰り返し刑務所への出入りを繰り返す
「累犯障がい者」が数多くいること、
コミュニケーション能力に障がいがあるため
十分な取り調べや裁判を受けられない
人たちが多くいることが分かってきました。

村木厚子さんは「郵便不正冤罪事件」で164日間拘留された体験から
こうした方たちへの支援の必要性を痛感し、
国家賠償金を社会福祉法人 南高愛隣会 へ寄付し、
これを基に「強制社会を創る愛の基金」は立ちあげられました。

「共生社会を創る愛の基金」は。
「障がい者にとっての適正な刑事司法プロセスを保障し、
社会復帰を進める仕組み」を確立し、
「全ての人が年齢や性別、障がいの有無にかかわりなく、
地域で一緒に暮らしたり働いていける
「共生社会」」を実現するために、
以下の3つの事業を中心に実施します。

1.「罪に問われた障がい者」の支援に関する調査研究事業
2.「罪に問われた障がい者」を支援する先駆的な取り組みや調査研究への助成事業
3.シンポジウムの開催、書籍の発行等を通じた 広報・啓発活動

第三回シンポジウムテーマ

○「罪に問われた障がい者」を支援する活動

○特別講演「刑務所からみえてくる日本の社会」 森田実 政治評論家

○鼎談「社会復帰の仕組みはどこまでできたか」
   吉田研一郎氏(法務局 保護局 観察課長)
   古都賢一氏(厚生労働省 大臣官房審議官)
   浜井浩一氏(龍谷大学法科大学院 教授)

○共生社会に向けての刑事司法制度改革
   取り調べの可視化 村木厚子氏(厚生労働事務次官)
   社会関係障害調整保護法の提案 辻川圭乃氏(弁護士)
   刑法改正(障害者・高齢者法)の提案 田島義明氏
                       (全国地域生活定着支援センター協議会代表理事)

◇日時 2014 7.13(日)
      10:30~17:00 開場・受付時間 9:30

◇会場 日本教育会館 一ツ橋ホール (千代田区一ツ橋2-6-2)  
        (道案内専用TEL:03-3230-2833)

以上です。
事務局

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