5/17「STOP!子どもの貧困」集会・パレードのご案内(5/14現在)

直前のご案内すみません。

「子どもの貧困」がテーマの、下記の催し物が開催されます。

5月17日「STOP!子どもの貧困 東京ユースミーティング」

こんなにつらく苦しい思いをしている子どもたちに、
さらに何重もの不利を負わせたくないんです!
私たちとともに生きていくすべての子どもたちが
未来に希望がもてる社会を実現するために、
あしなが育英会の大学奨学生らが中心となり、
子どもの貧困対策をすすめるための集会・パレードを実施します。
ぜひ、ご参加ください。

326万人。6人に1人の子どもが貧困状態の日本。
その割合は増え続け、放置しておけば、さらに増え続けるでしょう。

大人になっても貧困のままという連鎖を「ほっとけない」学生たち。
全国各地で、学習支援などに多くの学生たちがすでに動き出しています!
同世代として、つらさを抱えながら生きている子どもたちとともに生きていきたい!

札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡など各地でユースミーティングを企画していきます。
オープニングは、5.17東京@日本青年館
子どもの貧困対策に学生たちの声や意見をぜひ活かしてほしい!!
大臣や各政党代表に直接、私たちのアツイ・熱い想いを伝えたい!!!
ご賛同いただける幅広い世代の方々のご参加を心からお待ちしています。

http://t.co/Wb3Dj1vrye

開催概要

◆日時 5月17日(土)午前9時~11時
◆会場 日本青年館 中ホール  
    JR「千駄ヶ谷」・地下鉄「外苑前」・「国立競技場前」下車徒歩約10分
◆主催 STOP!子どもの貧困ユースミーティング実行委員会・あしなが育英会
◆内容
【第1部】全国各地の学生たちによるリレートーク
【第2部】当事者や支援者の訴え、子どもの貧困対策の要望、大臣、国会議員(各党代表)のご発言など。
集会終了後、表参道・原宿・渋谷をパレードします。解散は、渋谷駅周辺の公園13時予定です。

<ご連絡先>
あしなが育英会 〒102-8639 千代田区平河町1-6-8 平河町貝坂ビル3F
E-mail:stopcpjp★gmail.com  
             (★を@に変えて入力してください)
(FAX(03)3221-7676

お申込み方法

5月15日(木)までにE-mailかFAXで以下の内容をご記入してお申し込みください。
1.お名前
2.ご所属(学生・社会人・保護者・その他)
3.お住まいの都道府県
4.E-mailまたはFAX番号
6.ご意見・ご要望など(ご自由に)

子どもの貧困対策 主な要望骨子(素案)

■さまざまな実態調査・研究・分析などで「子どもの貧困」の見える化を
■給付の高校奨学金の増額・大学や専門学校の奨学金をすべて無利子に
■遺族年金・児童扶養手当などの支給期間延長・児童扶養手当の多子加算
■小中学生への就学援助の充実や学習支援への公費負担増額
■保護者の雇用や就労に関する支援の充実、家族への「食」の提供支援
■安心できる保育の充実・医療費の助成期間の延長や助成額の増額
■子どもも保護者も相談できる人や場所を充実し、孤立させない体制を など

一緒に子どもの貧困対策「大綱案」つくりましょう!

 髙橋遼平・STOP!子どもの貧困ユースミーティング実行委員長
(中央大学3年・あしなが育英会大学奨学生)

あしなが育英会の大学・専門学校奨学生は、
2009年12月の「遺児と母親の全国大会」から毎年、
「子どもの貧困対策法」の制定を訴えてきました。
昨年3月と5月には集会とデモ&パレードを行い、
のべ800人もの方々にご参加いただきました。
そして昨年の6月、ついに「子どもの貧困対策法」が、
衆参両院すべての国会議員の賛成で成立し、
今年の1月17日に施行されました。
温かいエールをおくっていただいたみなさまに心からお礼申しあげます。

私の父は、私が中学1年の秋に亡くなりました。
自分の会社の負債を、生命保険金で返済しようとして自殺しました。
しかし、保険金はおりず、母は自己破産しました。
1日中、母は泣きました。自殺で最愛の夫を亡くした悲しみを
誰にも相談できないまま、それでも母は、
私と当時小学5年生だった妹のために、
飲食店の事務職に就き、毎日、夜遅くまで働いてくれました。
進学のためのお金がなかった私が北海道から東京の私大への
進学できたのは、日本学生支援機構とあしなが育英会の奨学金、
そしてあしなが育英会の学生寮で月1万円の寮費で生活できるためです。
父の死を無駄にしたくない、母の努力を裏切りたくない。
そう思いながら、生活しています。

しかし、あまりにもひどい子どもたちの現実を知るたびに
深く心が痛みます。子どもの貧困率は、
15.7%で326万人の子ども(17歳以下)が貧困にあえいでいます。
ひとり親世帯の貧困率は50.8%で、OECD30か国で最下位です
。お金がないだけではなく、「多くの子どもができることができない、
持っているものを持っていない」など、あらゆる機会が奪われています。
そして、貧困が親から子へと受け継がれてしまう貧困の連鎖。
この負の連鎖を断ち切らなくては!と生まれた法律が
「子どもの貧困対策法」です。
私たちの未来に明るい希望の光となるような大きな前進を、
私たちは目の当たりにしました。

しかしながら
「子どもの貧困対策法」ができただけでは、
子どもの貧困はなくなりません。
まだまだわかっていない子どもの貧困の実態を明らかにして、
どのような政策が子どもの貧困対策に効き目があるか、
などのプランが必要です。
それらを、子どもの貧困対策の「大綱」の中に書き込んでもらわなくてはなりません。

この「大綱」は、今年7月までに策定されることになっています。
そこで、これからの社会を担う学生たちが、大臣や各政党の代表に、
「ユースミーティング版大綱案」を提出したいと考えています。
もちろん、学生だけではなく、あらゆる当事者・支援者の方々、
この問題に関心を持ってくださる幅広い年齢層のみなさまにも、
私たち学生の提案をバックアップしていただきたいと心から願っています。

もう、こんなにつらく苦しい思いをしている子どもたちに、
さらに何重もの不利を負わせたくないんです!

私たちとともに生きていくすべての子どもたちが未来に
希望がもてる社会を実現するために、
実効性のある充実した大綱が策定されますように、
みなさまのご参加を心からお待ちしています!

以上です。
直前のご案内申し訳ございません。
事務局

この記事を書いた人

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