第3回クリスマスケーキ隊報告


みんなでクリームの泡立て

今年も、前日に調理室で作ったスポンジケーキを公園でデコレーションして、配食時に配らせていただきました。

小さなイチゴのショートケーキですが、少し身体のことを考えた秘密があります。
去年同様スポンジ生地に全粒粉を混ぜたのに加え、今年は缶詰の甘ったるいフルーツを使いませんでした。
生のフルーツを使った為(りんごのみ少し砂糖とレモンを加え煮ましたが)、その分コストがかかりましたが、輸送代を抑えたり、手間を掛けることで無駄を省いたこともあり、去年と大体同じくらいの予算内におさえられたと思います。
その分、クリスマスケーキ前日隊の手間は増えましたが、素晴らしく手際の良い隊員が集まったお陰で、天板で40枚のスポンジケーキ作りとりんごのフィリング、カレーに使う星型ニンジンまでを去年より早いペースで用意することができました。


クリームに蜂蜜を混ぜて泡立てるのがコツ。

当日は、遠方からの参加者も含め新規ボランティアの方がたくさん加わってくださり、かつ発電機・大型テントなどが新しく購入されたお陰で、時折ちらつく雨にも負けず、ケーキのデコレーションをすることができました。
いつもは、ケーキをお配りする際にボランティアが手薄になることが多いのですが、今年はたくさんのボランティアの方が、炊き出しのカレーも食べずにずっとケーキを配ってくださいました。


完成したケーキ。全粒粉を使った香ばしいおいしさ。


ケーキ配布準備OK

作ったケーキの数は、約360個。
引き換えにいらした方の数は231人でした。
大方の方が引き換えにいらした後、ケーキはフリーにしました。
でも、雨のせいでここまで待つ事が出来ない方が多く、去年より二回目をもらいに来た方は随分少なかったようです。
ただ教会や他のお仲間に持っていくと言って持っていかれた方もあり、朝から働いてくくださったボランティアが食べたりお土産にしたりし、ケーキは全て無くなりました。

雨に煙るカレー鍋


そして炊き出しに集まった約250人の方々にケーキをお配りしました。

炊き出しのごはんとはまた別に、ケーキという、無くても命に関わらないものをお配りすることに、毎年たくさん悩んでしまいます。
でも、公園に集まった方が一緒に楽しんでもらえて、少しでも寒さを忘れたり、そしてその中に大切な人の身体を気遣う秘密をこっそり忍ばせることが出来たなら良いなぁ、と思います。

ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。

クリスマスケーキ隊隊長 なべ子

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