森川すいめいさん学習会のおしらせ

みなさま

遅くなりましたが、12月の学習会のご案内です。
12月学習会は、クリスマスイブの直前で、
恒例の「炊き出しで手作りケーキを配ろう・クリスマスケーキ隊」が再復活する夜、12月22日です。

そのあとの学習会は、TENOHASIの創設者の1人にして前の事務局長、
そして忙しい研修医の勤務の傍らTENOHASIの新代表になった森川すいめい氏が登場します。

鍼灸師になってからさらに医学部に入り直し、
飢餓のアフリカや阪神淡路大震災の神戸などでボランティアを経験し、
TENOHASIを創設し、
自身も心の闇を抱えながら医者への道を歩んできた、
危なくてチャーミングな、ステキな仲間です。

無理矢理に新代表を引き受けて貰ったこの機会に、
医療の現場に立って2年目の今、思うことを洗いざらい話して貰いたいと依頼しました。

どんな人なんだろう、と思う方は、最後の「日記」をご覧下さい。

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TENOHASI12月学習会

講師:森川すいめい(研修医2年目)

テーマ「ある病院での物語~研修医」

<自己紹介>涙したり、憤慨したり、欝になったり。
少しでも患者の傍にいたいと、そう思って、あっという間に過ぎた2年間でした。
僕は精神科医になります。

<予定話題>
医療地域格差/老人虐待/「ホームレス」を受け入れたくない理由/40時間勤務/患者より金/癌というもの/認知症病棟/放置される患者たち/アルコールお断り/小児科が消えるわけ/精神疾患はNO/貧困で死ぬ/夜間救急外来/ブラックリスト

<プロフィール>
NGO TENOHASI代表
明治鍼灸大学卒鍼灸師/日本大学医学部卒/某病院研修医2年目/阪神大震災での1年間のボランティア活動、在日外国人医療支援、シエラレオネ/インドでのボランティア活動を行う。ホームレス状態の方への支援活動は6年前より継続して行っている。アフリカを4回旅するなど39カ国を旅する。
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<mixiの日記から >

どたばたとしたゴールデンウィーク
一人で病棟にいる
自分が投じた一手の行く末を知りたい、から、
いるのかもしれない

今日は休もう、今日こそは休もうと思いながら、気になって結局病棟にいる

思ったとおりにいかないことばかりで
熱がさがらない 。

いや、思ったとおりにいくことの方がおおいのだけど、
いかない2つのことが気になる

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休み明けに用意された診断書たち
すでに3枚埋められた

自分の死を受け入れるなんて簡単ではない
生きる希望をもっていた方だった
夕方になるといらいらしてしまって、ナースコールを何度もおす
だから、ゆっくり話してみることにした

そのいらいらする理由が、お互いにわかって
いらいらを抑える薬を飲んでみようと相談した

そして、ナースコールをおさないようになった
元気になって、療養型病棟に移った
希望があった

2週間して、熱が出て戻っていらした
元気がなくなっていた
食欲もなくなっていた

熱のせいだと思って、その治療をした
熱はさがった
「あとは食欲ですね」
そう言った翌々日
呼吸が荒くなり、40度の発熱
そのままあちらに行ってしまった

あまりにもたくさんの人が逝くから、きっと、
感覚が麻痺するはずだった(2007年5月5日)

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