マザーの金曜日の炊き出しのお手伝いボランティアの募集

みなさまこんにちは

マザーの金曜日の炊き出しのお手伝いボランティアの募集ご協力のお願いです。

この炊き出しはマザー・テレサの関係の修道院のシスターによって行われていますが、池袋の南公園で始めて、既に4年になろうとしています。

小さな公園に300人以上のおじさんたちが見えるため、いままでも色々な苦情が発生し、何回も中止の危険がありましたが、「てのはし」の有志の人たちの協力で何とか切り抜けてきました。しかし、平日ということで、常時、ボランティア不足で苦戦しています。

ところで、私は、最近とみに、炊き出しの重要性を再認識するような出来事に多く遭遇しています。
長く路上生活をしている方には当たり前の炊き出しかもしれませんが、ホームレスになりたてで、どうしていいか分からない、正に「路頭に迷っている」人には炊き出し情報が「命の綱」になっており、炊き出しでお腹を満たすことにより、思考力を回復してゆく人を随分見かけます。
先日も、池袋でホームレスになって1ケ月ばかりの方が、体力的にも、気力的にも限界を感じ、自分の人生もこれまで思っていたところに、夜回りで声を掛けられ、炊き出しを知らされました。その方は炊き出しで久し振りに食事が取れて思わず泣いてしまったと仰っていました。その方は70歳の高齢でしたので、その後、保護を受け、今は寮生活になっています。

また、最近犯罪が多くなり、刑務所は定員をはるかに超えているというようなニュースがよく出てきます。お金がなく、何日も食べていない人が苦し紛れに万引きや窃盗をするようです。これらの人たちに炊き出し情報が行き届いていれば、犯罪にまでならずにすむこともあると思います。

昨今、ホームレス支援対策が行政から打ち出されていますが、それらの施策に乗れる人もいれば乗れない人もいるのが現実です。

また、それ以前の問題として、これからも様々な理由で新たに路上へ押し出される難民とも言える人が出てくると思います。それらの人たちがそのような施策に辿り着くまでの間の緊急避難所的な機能が炊き出しにはあると思います。
  
どんな炊き出しでも、炊き出しに関わる人たちのご苦労は大変なものがあると思います。その炊き出しを維持するだけでも大変なことですが、仮に、一度潰れて、再度、ゼロから始めるとしたらほとんど不可能に近いと思います。

その意味でも、少なくとも、今現在ある炊き出しを絶対に潰してはならないと思います。
現在、金曜日に行われている炊き出しは、特別深刻な状況ではありませんが、しかし、綱渡りのような面があり、先のことは分かりません。
 
一つには、ボランティア不足で管理体制がその時勝負であるということと、もう一つは、「4時前には公園に入らない」というルールを守ってもらっていますので、そのルールは徹底されていますが、その代わりに、4時近くになると公園の近所の商店街に多くの人が集まるようになり、商店街に迷惑をかけてしまいます。
公園内のルールは完璧に守られていますが、その反面、公園外に死角が出来てしまいます。
 
おじさんたちに、商店の前にタムロしないようにいつも口酸っぱくいい続けていますが、今のボランティア体制ではとても徹底させるところまでは行きません。
実は、ここに炊き出しの潜在的な危険がいつも漂っています。

私としては、商売をしている人に迷惑をかけることはしたくありませんし、逆に、迷惑を掛けない方法さえ編み出せば、炊き出しは、何の問題もありません。

事実、反対する人たちの本音は、「こういう時代だから炊き出しするのはいいよ、だけど、迷惑だけはかけないでくれ」ということに帰結します。

そこで、私は「苦情の来ない炊き出し」を実現するために、公園近辺の商店街の角々に看板を持ったボランティアを大量に配置するという人海戦術を行おうと考えました。
例えば、炊き出しに来るおじさんたちが、ラブホテルの前にタムロしていたら、「ちょっと、この前はまずいよ、もう少し向こうに行って、炊き出しは皆で守ろうよ、ネ」という具合に、たえず、働きかけるのです。
私の経験では、彼らは、こちらが丁寧にお願いすれば、ほとんどが、協力してくれます。ただし、黙っていると、自発的に動くことはありません。

しかし、この作戦には多くのボランティアが必要です。それと、看板も多数必要です。

教会側では、炊き出しは、必要である限り、いつまでも続けると仰ってくれています。しかし、受け入れ側の私たちボランティアの力不足で炊き出しが中止になるのは忍びがたい思いです。

そこで、ボランティア募集を私のホームページに出したり、他のサイトにリンクしてもらったりしています。(リンク大歓迎です)
しかし、金曜日という平日のため、全く反応がありません。ぜひ、皆様のご協力をお願い致します。

ボランティア募集サイト

 

この記事を書いた人

blog_before2023