☆てのはしの炊出しで使用する割り箸を、環境や人にやさしい国産間伐材・端材割り箸に切り替えます☆

 てのはしの炊出しでは、毎月約600膳、年間約8000膳の
割り箸を使用しています。これまではとにかく安い1膳1円弱の
割り箸を使ってきました。しかし、現在日本国内で安く売られて
いる割り箸の多くは中国からの輸入品で、それらは大量に安く
生産できる皆伐方式が採用されていることや、漂白剤や防カビ剤
残留の可能性が指摘されるなど問題となっています。

 そこでてのはしでは、利用する割り箸を国産の間伐材・端材
のものに切り替えることにしました。人工林の手入れの際に出る
間伐材や、角材を切り出したときに出ている端材を有効活用して
作られます。また↓の割り箸は、福祉施設で生産しており、
障害をもつ方々の仕事もサポートしています。
これまでの割り箸と比べると3倍くらいの値段になりますが、
みなさまのご理解、ご協力をよろしくお願い致します!

 割り箸1つとってもその問題は複雑で、単に国産間伐材・
端材のものにしたからよいというものでもありません。また、
リユースできるお椀と箸への切り替えについても検討していますが、
炊出しという活動の性格もあり、いろいろな壁があります。
 しかし目の前のことだけを考えてただ安い割り箸を使うのでは
なく、いろいろな問題に目を向けて、みんなで考えながら一歩ずつ
行動していくということが大切だと思っています。またそれが
「地球と隣のはっぴい空間てのはし」の活動だと考えています。
今後も皆さまからいろいろなご意見をお待ちしています。

利用する割り箸:樹恩割り箸
http://juon.univcoop.or.jp/10waribashi.html
 間伐材・端材を利用した割り箸の生産・供給・リサイクルを、
徳島県三好地域の林業関係者・福祉関係者・大学生協との連携・
交流のもとで行っている。原料となるのは三好郡内の森林組合や
製材工場から納入される間伐材や製材背板。

割り箸生産者:社会福祉法人池田博愛会内 セルプ箸蔵
      (徳島県三好郡・知的障害者通所授産施設)

この記事を書いた人

blog_before2023