みなさま
12月の学習会のお知らせです。
23日の炊き出しは、クリスマスのイブイブ、
次のお知らせするクリスマスケーキ隊のあとなので、
それにぴったりだろうと思う講師をお願いしました。
講師の北村年子さんは、自己尊重トレーニング講師・フリーライターの仕事をしながら、
1990年に釜ヶ崎に出会って以来、一貫してホームレスと子供たちの問題について追求し、発言してきました。
私も何回か話を聞きましたが、話題は、ホームレス・こどもたち・いじめ・自死・ジェンダー・親子関係・教育・自尊感情など多岐にわたり、さらには最近追求している仏教や瞑想についても・・・・・いつ聞いても、引きこまれます。
社会教育や母親学級・PTAの講演会の講師としてとても人気がある人みたいで、実際に北村さんを呼んでPTAの講演会を打った友人は「すごくよかった。お母さん達がみんな泣いていた」と言っていました。
以下に紹介を載せます。
ぜひとも、イブイブの夜を、ステキなものにしましょう。
北村年子さんを招いての学習会
「ホームレスって誰?」
いじめによる自殺が頻発して、大きな社会問題になっています。
その一方、若者による路上生活者への襲撃事件もあとを絶ちません。
別のジャンルに分類されがちな二つの問題ですが、実は同じ土壌から発生しているのではないでしょうか。
安心できる居場所を持たない子供たち
安住できる家を持たない路上生活者
どちらも、「ホームレス」なのです。
自分の弱さに苦しんでいる子が、その苦しさを紛らすために、さらに弱いものをたたく。
ブルーハーツの「トレイン・トレイン」の歌詞そのままのような構図があります。
弱者いじめの連鎖を断ち、新たな連帯を築く道はあるのでしょうか。
今回の講師・北村年子さんは、1990年に釜ケ崎に出会って以来、一貫してこの問題を追及してきました。
クリスマスイブイブの夜、炊き出しとクリスマスケーキ配布の後に、北村さんと一緒に考えてみませんか。すばらしいクリスマスになることを保障します。
日時 2006年12月23日(土)午後7時~9時15分
会場 豊島区立北池袋コミュニティーセンター和室
*豊島区上池袋2-5-1
*池袋駅の北東方向・埼京線と山手線に挟まれた三角地帯にある「健康プラザとしま」の7階。隣にある清掃工場の煙突が目印。北口・東口どちらからでも、線路沿いに大塚・東京方面にすすみ、跨線橋の歩道に上がり、真ん中にあるT字路を下った左側の建物。
講師:北村年子さんプロフィール
ルポライター。フリージャーナリスト。自己尊重トレーニング・トレーナー。
1962年、滋賀県彦根市生まれ、京都府育ち。
文芸誌・女性誌の編集者を経て、フリーランスのジャーナリストとなる。
NPO法人CAP(子どもの暴力防止プログラム)センターJAPAN理事。
NPO法人不登校新聞社理事。
子どもたちのいじめ・自殺・不登校をめぐる問題が増加する1980年代、さまざまな子どもたちの現場を取材し、10代少女200人のアンケートと肉声をまとめたインタビュー集『少女宣言』(長征社)を1987年に発表。子どもの人権、フェミニズム、ジェンダー問題等を主なテーマに取材・執筆活動を行う一方で、思春期電話相談員、ラジオDJ等として、子どもたちの悩みに耳を傾ける。
また、1990年に大阪・釜ヶ崎での越冬活動に参加したのち、各地の「ホームレス」の人たちへの支援活動にかかわりながら、子ども・若者による「ホームレス」襲撃事件を取材し、1997年にルポ『大阪・道頓堀川「ホームレス」襲撃事件――弱者いじめの連鎖を断つ』(太郎次郎社)を出版。子どもたちが「ホームレス」問題を理解するための「交流・体験学習プログラム」にも取りくみ、各地の小中高校、大学、専門学校、児童館などで、『「ホームレス」問題とは何か』『いじめ・襲撃――暴力と自尊感情』などの授業も行っている。
さらに、みずからの出産・子育て体験を通して、乳幼児を抱える母親のための連続講座、虐待防止プログラム、子育て・子育ち支援活動に取りくみながら、親や子どもの自尊感情(セルフ・エスティーム)を育むための「自己尊重トレーニング」のトレーナーとして活動。子育て・子育ちにかかわる人びと、保育士、教師、行政・福祉職員、ユース(若者)などを対象にした講演・ワークショップ、子育てサポーターの養成にも力を注いでいる。
北村年子さんの著作
大阪・道頓堀川「ホームレス」襲撃事件“弱者いじめ”の連鎖を断つ 太郎次郎社
上野千鶴子さん推薦文
いじめ。セクハラ。幼児虐待。私たちの関心はどうしていつも被害者に向かうのだろう。ほんとうの「闇」は、加害者の方が抱えているというのに。
95年大阪道頓堀川「ホームレス」殺人事件を追って、「死んでしまった人」「殺してしまった奴」の双方に心を寄せながら、弱い者が弱い者を攻撃するやりきれなさを、北村さんは現場に身を投じて解きほぐそうとする。加害書の青年“ゼロ”の闇に届きたい、と願う彼女がたどりついたのは、人を選別する社会、自尊の感情を根こそぎ奪うこの社会の「闇」だ。青年“ゼロ”は、あなたの隣にもいる。「渾身の一冊」は誇大広告ではない。ルポライターにとって十年に一冊、書けるかどうかの作品。『少女宣言』の北村年子が、そのはりつめた感性で、少年・少女の生と切り結んだ比類のない記録。
おかあさんがもっと自分を好きになる本 学陽書房
著者からのコメント
この本は、私がこの7年間に各地の子育て支援講座でおこなってきた「お母さんが幸せになるための自己尊重トレーニング」の集大成です。
さまざなお母さんたちが、「自己尊重トレーニング」をはじめるなかで、どんどん肯定的になって自信を取り戻し、子育てが楽しくなったり、人間関係がスムーズになったり、すごくイキイキと変わっていく姿にたくさん出会いました。
幸せなお母さんから、幸せな子どもが生まれます。この本を読んだお母さんが「私ってやっぱりよくやってる!すてきなお母さん」って思ってくださったら、そしてますます自分を好きになっていただけたら、とってもうれしいです。