2024年6月8日 炊き出しボランティア活動日記

あおいさん

6月の2週目の炊き出しに初めて参加したあおいです。
海外に住んでいたことがあり、路上生活者の方を見かけることはたくさんありました。でも、日本に帰国したらそのような方々はいなくて、なぜだろう、日本はやっぱすごいなぁ、と思う毎日を過ごしていました。
しかし、池袋にある用事に向かう途中、行く時も帰る時も駅構内の同じ場所に居座っている方がいて、とてもびっくりしました。この人は、数時間もずっと同じ場所にいたのか?と思いました。そして、その日から毎週のように、その人を見かけるようになりました。
同時に、このような家を持たない方々の居場所がこうした所にあると知り、色々落ち着いた高3になった時にTENOHASIの活動に初めて参加してみました。初回から感じたことですが、並ばれてる方々は、各々の事情がありながらもとてもポジティブに生きていると感じました。それを思わせたのは、毎週駅で見かけた、少し近寄りづらかった駅にいたあの人が、TENOHASIの炊き出しでは駅では見受けられなかった笑顔を見せて会話を交わしてくれたのです。実際話してみることの重大さに気づきました。炊き出しの配食、整理誘導、バックヤードなど色々な仕事をやってきました。こうした経験の中で、炊き出しに来られた皆さんと新たな出会いを経験できて、とても嬉しいです。まだまだ実態を知りきれてはいないと思いますが、自分の中の理解を毎回の活動で更新できていると思います。そして、炊き出しの参加者に折り紙の鶴を貰ったこともあります。とてもやり甲斐のある活動です。
TENOHASIの炊き出しボランティアは、自分がいつか行動に移したいと思っていた土台を私に与えてくれています。自分が思っていた勘違いと現実の(良い意味での)乖離が見えてくると思います。少しでも関心があったら是非是非参加してみてください!また、これからも学業との両立をしながら積極的に参加し続けたいです。今後ともよろしくお願いします!

この記事を書いた人

はっぴぃメーカー

TENOHASIではスタッフのことを「はっぴいメーカー」と呼んできました。このアカウントではスタッフによる「活動報告」を投稿します。