今回、東京オリンピックのボランティア活動をきっかけに初めて参加させていただきました。
オリンピックでは、都内の競技会場で機器チェック等のボランティアを行いました。
深夜に夕食のお弁当を取りに行くと、その時間でもお弁当はたくさん残っていました。
消費期限はあと数時間。食事に困っている人もいるのに……と思ったところで、
以前から興味のあったTENOHASIさんの炊き出しを思い出し、参加しました。
私は就職氷河期世代で、綱渡りのように職を転々としていた時期もあるため
路上で暮らす方を他人事とは思えずにいました。
当日は、最初に事務局長の清野さんから事前レクチャーを受けました。
TENOHASIさんの活動内容、路上生活の方の現状等について教えていただきました。
実際の写真も見せていただき、正直衝撃的な部分もありました。
初参加のボランティアは私だけではなく、心強かったです。休憩時間には雑談もできました。
その後、徒歩で公園に移動して配食の準備(袋詰め)と配布を行いました。
パン、飲み物、新鮮な果物などを流れ作業で袋詰めして準備し、
配布時刻になったら、お弁当の入った袋と合わせて配布します。
数時間前から並ばれている方もいて、最終的には300人以上となりましたが、
配布はスムーズに進行し、30分もかからずに終了しました。
配食に時間がかからないように、密にならないように、消毒がスムーズに行えるように、と
感染防止のための対策がしっかりされていると感じ、安心して活動できました。
ただ、残暑厳しい日であったため、マスクを下げている方も散見されました。
スタッフの方が注意しても、一度上げてすぐに下げられることもあるので、
直接手渡す係の場合は一段と気を付ける必要があると思います。
配布の直前まで、頭の中で様々なシミュレーションを行って身構えていましたが、
会釈を返してくれる方も多く、「ありがとう」と声を掛けていただくこともあり、
トラブルも嫌な思いをすることもありませんでした。
TENOHASIさんが、ここで長い時間をかけて築いてこられた信頼関係の強さを思いました。
最後になりましたが、今回は参加させていただきましてありがとうございました。
今後も引き続き参加したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
ボランティアS