4月10日 炊き出しボランティア日記

  今回初めてTENOHASIさんの炊き出しボランティアに参加しました。大学に入ってからボランティア活動はいくつか参加したことがあったものの、どれもイベント手伝いのもので単発の活動でした。定期的に参加できる活動を探していましたがなかなか見つからず、授業も忙しく…ようやく時間が取れそうになった去年は、コロナでどの団体も参加募集を一時停止していました。

  それまでは病院ボランティアに興味があったのですが、コロナで失業者が増加し、私と同じ大学生でもバイト代が激減して1日1食で生活している人がいるというニュースを見て、生きていく上で最重要な衣食住の一つである食に不自由している人をサポートしたいという思いが強くなりました。そんな中でTENOHASIさんの活動を見つけ、私がやりたいのはこういうボランティアだ!と思い参加を決めました。
  参加して初めて知ったのですが、炊き出し以外にも衣服の配給、医療相談、生活相談など、路上生活者を現状から脱する手助けをする活動がたくさんありました。そしてもっとも驚いたのは、当日に炊き出しに並んだ路上生活者の数でした。駅で路上生活者を見かけることは良くあるのですが、まさか300人以上が並ぶとは想像していませんでした。
  路上生活者は主にアメリカを始めとする海外の問題であって、支援を必要とする人が多いから海外ではボランティア活動が盛んなのだ、という誤った認識を私が持っていたことに気づかされました。
  一度の活動で路上生活者やその原因となる社会の問題を多く学ぶことが出来ましたが、まだまだこれは氷山の一角なのだと思います。これから定期的に活動に参加してさらに理解を深めるとともに、生活に困っている人が私たちの想像以上に多くいるということを多くの人にしってもらえるような活動もしていきたいです。
今後ともよろしくお願いします。

田中よしの

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