私は、昨年務めていた企業を退職し、現在は全国の困窮者支援や福祉の現場を回りながら社会活動をしています。地元は横浜ですが、TENOHASIさんの活動をホームページで知り、
今回、池袋東口公園での支援活動に初めて参加しました。
レクチャーをいただいたのち、私は公園にて弁当やパンの袋詰めやアメニティの配布のお手伝いをさせていただきました。ボランティアの皆さんがチームワークをもってテキパキと活動されている姿に感銘を覚えました。
2月も下旬でしたが、日が沈むにつれジンジンと寒さを感じるようになりました。列に並ばれている方にアメニティをお渡ししたときに触れた手がとても冷たく、この活動が少しでも皆さんのぬくもりとなればいいなと思いながら活動をさせていただきました。
皆さんそれぞれに必要な衣類や生活の趣向の違いもあります。短いながらも言葉のやり取りを通して、決してひとくくりの「困窮者」ではなく、顔のある一人の「生活者」なのだという、そんな当たり前のことを実感しました。
実際に現場で驚いたのが、女性の方も多く並ばれていたことです。生活をしていくにあたり、男性の目線だけだと想像が至らないこともあるだろうなと思います。現場では、そうした様々な観点を意識しながら活動していくことも重要なのだなと感じました。
私一人ができることは本当に小さいことだと思います。それでも、それを積み重ねていった先に簡単に「自己責任」と言い放つことのないような社会があるのではないかと思います。
今後も様々な社会活動にこの経験を活かしていきたいと思います。
宗野 創