12月12日 炊き出しボランティア日記

今回初めてボランティアに参加したのは、コロナ以降社会的格差による貧困が今まで以上に気になり始め、自分も何か出来ないかと思ったことがきっかけです。
自分が生まれた環境やその後育った境遇、雇用状況によっては誰しもが平等に生きること、活躍することはとても難しいと感じます。
今年は誰もがコロナに苦しめられたと思いますが、それを跳ね返し生きていく力がどれだけあるかは人によって大きく違うように思います。
そんな気持ちで参加したボランティア初日は、代表の清野さんからの取り組みに関する説明から始まりました。非常にに衝撃的だったのは、貧困ビジネスとも表現されるシェルターに福祉課がホームレス状態の方を斡旋しているということでした。以前に比べ状況は改善されているというものの、健康で文化的とはとても言い難い住環境に公の機関が人を送っているということが驚きでした。その上でお伺いしたハウジングファーストの活動については、これぞホームレス状態の人が必要としているものだろうと感じました。
池袋に移り、衣類と食料品の配布のお手伝いをしました。
ボランティアの方皆さん、きびきびとご自身の役割を努めながらも優しく分からないことをご説明いただきました。
ホームレス状態の方の行列を見て、驚いたのは実に色々な年代の方や性別の方が多かったことです。老若男女、様々な身なりの方がいらっしゃいました。
「これから寒くなるから」と温かい分厚い上着をお探しの方が多く、会話を交わしながらご希望の衣類を探し当てると感謝の意をお伝えいただく方も多くいらっしゃいました。
月に二回このような活動を行っているとのことでしたが、何度も訪れているという方も多くいるようでした。
また、ホームレス状態の方同士で仲良くお話しされてる方も多くこの炊き出しの場が一つのコミュニティになっていると感じました。
人との繋がりの大切さがより切実に感じられる今、コロナ禍において特にこの場の存在が大きい人が相当数いらっしゃるのだろうなと思います。

参加した一日、その後の数日間色々な気持ちが自分の中に巻き起こりました。貴重な経験をありがとうございました。

~ LO~

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