昨年の越冬が初参加。昨年は31日、1日。
今年は30、31日、1日と3日間の調理、配食に参加しました。
ご好意で貸して頂いている某場所での調理の作業は、昨年は主に野菜切りの
ところを担当しましたが今年は3日間とも違う配置につくことができて全体の流れを知ることができました。
30日は昨年と同じ野菜切り担当。寄付された野菜を切ります。
「てのはし」の調理用具はしっかり消毒されていて安心して食べることができます。
31日は洗い場担当。外での作業になりますが、洗い物は井戸水なので案外温かく感じます。
年越しそばと一緒に出すご飯は水道水で研ぎます。これほど大量のお米を研ぐこともありませんし、
周りの方々と力を合わせてする作業は楽しいものでした。
1日は通常、重い物を持てる男性が担当する煮炊きコーナー。ボランティアがやや少なめで私が入ることになりました。
賄いを作り、メニューの味付け、いかに出すか、タイミングに合わせてぴったりに火を通すかなど工夫も必要なパートでした。
全てのパートでベテランさんが新人さんの意見を尊重しつつスムースに作業が進められます。
ボランティアに初めて来た人がすぐに馴染める環境作りに気を配っているのがよくわかります。
賄いも温かく美味しく、コーヒーやお菓子までお話ししながら楽しくいただきました。
元旦の煮炊き担当の日はなるべく温かい物を配食するために、配食する公園へは1番最後の出発になります。
公園での煮炊きができませんので、最後の最後にお雑煮に火を入れ熱々をクーラーボックスに入れて運びます。
↑お餅をたくさん投入しました
↑出来上がったものを、クーラーボックスへ
トラックを見送り地下鉄で移動し、公園に着いたらもう衣類の配布も終わりお雑煮の配食が始まっていました。
野菜切り、洗い場担当の日は早くに公園に来てトラックの荷下ろし、
衣類の配布から働いていましたので、煮炊き担当の日は公園での時間があっという間に過ぎてしまいました。
衣類配布では並んでいる皆さんの欲しがる靴下やダウンコート、暖かいズボンが中々探し出してあげられず残念でした。
生活環境をよく想像して寄付するようにしていてもやはり本人達から直接聞く「靴下が欲しい」「ダウンコートが欲しい」「暖かいズボンが欲しい」という声より具体的なことはありません。
細身の物は貰い手が少ないことなど役に立つ物を寄付するためにとても良い経験でした。
昨年も今年も私はどちらかというと作っている側の方々を見に来ています。
いつ、誰がホームレスになってもおかしくないし、誰かがそうなった時に助ける人がいて欲しいと思いそれを実際行なっている人たちを見てホッとする、そのために越冬ボランティアに来ています。
みんなが家族と過ごすお正月に、1人ではなく温かい食事を他の人と共にいただける。
実際、配食に来ているホームレスの方はそんなことを思う余裕もないかもしれないけれど
そういう空間が存在する事にホッとしています。
今年もありがとうございました。
↑出来上がりました~
(S・U)