9月26日炊き出しボランティア日記

自分は高校時代に路上生活者問題に携わりたいと思うようになり、支援団体も多いという理由から大学への進学を機に上京し、その後1年強は夜回りをしている支援団体や自分の団体などで活動をしていました。

しかし、とても大切な支援の一つである炊き出しには一度も参加したことがなかったことから、知り合いだった清野さんが事務局長をしているということもありTENOHASIの炊き出しに参加しようと思い、ここでのボランティアをはじめました。


コロナが猛威を振るいはじめてからそれを機に生活が苦しくなり、支援を必要とする方がとても増えました。


そんな中でもこの前の炊き出しの日は少し雨が降っていたにも関わらず多くの方が並ばれて、やはりまだ困っている方は多いし加えて増えていると実感しました。時間がたったことで見えてきたというのもあるのだろうなとも。


その上、今はまだコロナの感染対策としてマスクの装着や距離を保つことなどが必要であることからも、今まで当たり前に何も考えずにできていた「話す」という行為に少し変化が出ているままで、対面でお話しをするとしてもなにか見えない薄い壁のようなものがあるように感じることが普段の生活の中でもたまにあります。


このように不安を抱えている人が増えているのに以前のように気軽に話せないし、距離が縮まりにくというもどかしい状況ではありますが、TENOHASIの炊き出しに来てご飯を受け取った方が、一瞬だったとしても不安を忘れてほっとする時間を過ごすことができていたらいいなと思います。


同時に、個々の必要としている支援に繋がり、できるだけはやくその方にとって自身が良いと思えて安心できる生活に戻れることを願う次第です。


また、そのようなことをより可能にするために自分ができることをこれからも考え続けていきたいと思います。


村上

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