12月31日、今年最後の献立は恒例の「年越そば」です。
今日も年末寒波で、夜はだいぶ寒くなりそうですね。
公園で配食を待っている人たちに、美味しくて暖かい「年越そば」を食べて
いただくために、調理班はいろいろな工夫を重ねています。
今日は、初めての人からベテランズ。一年ぶりに越冬活動でお会いする人が参加されています。
ミーティングのあと、それぞれの担当に分かれて作業開始です。
洗い場さんは、昨日使った備品や配食で使ったクーラーボックス、椀をテキパキ洗います。
切り場さんは、ネギ、なるとをどんどん切ってゆきます。ワカメは水で戻して、食べやすい大きさな揃えます。
毎年、東京の奥多摩町から参加しているWさんが持ってきてくれる
「ゆず」は、調理師のTさんがゆずの皮を剥いて細かく切ってくれました。
↑めんつゆの香り付けに使います。
釜場は、水場の近くにコンロを設置してそばを連続して茹でる体制にしておきます。
お昼のまかないも「年越そば」です。そばの硬さやめんつゆの濃さを確認します。
昼食後、そばの連続茹で作業に入ります。
釜場のベテランのUさんの綿密な作業指示通りにめんを茹でてゆきます。
大きな寸胴かま3つに大量の湯を沸かし、炊飯用の8リットル釜3つで茹でてゆきます。
タイムキーパーでゆで時間を管理し、1.5キロのそばを15回連続、約2時間の作業をこなします。
茹であがったそばを水でさらし、水を切ってクーラーボックスへ。
きつい作業なので皆で交代しながら進めます。
最後に「めんつゆ」作り。あじ味を繰り返し、決めてゆきます。
あつあつの状態で、公園に届けるために配送車が出るギリギリまで温めておきます。
5時すぎ、今日の全スタッフの想いも乗せて出発してゆきました。
今年を振り返り、来年が少しでも希望の光が見える年になりますように。
(いのさん)