越冬活動も無事終了し、今日は新年最初の通常炊き出しでした。今日のメニューは、野菜スープ(みそ味)のぶっかけご飯です。
初めてのブログ担当ということで、何を書こうか悩んだのですが、炊き出しでは主に釜場(野菜スープの煮込みや炊飯など)を担当しているので、今回は炊飯のお話を。
TENOHASIの1回の炊き出しで必要なご飯の量は、56リットルから64リットル。
(合に換算すると、311合から356合・・・凄い量ですね。)
一つの釜で8リットルのご飯が炊けますので、7釜から8釜のご飯を炊くこととなります。
米研ぎが終わったら、しばらく水に浸し炊飯器にセット。
(一釜8リットルの米を研ぐのは結構な力仕事です。)
“何事もなければ”約20分でご飯が炊きあがります。
何事もなければ・・・
使用しているガス炊飯器はご飯が炊きあがると自動的に火が止まるようになっているのですが、機嫌が悪いと稀にお粥や香ばしいおこげが出来上がることも。なので、いつも「何事もなく無事美味しいご飯が炊きあがりますように」と祈りながら作業をしています。
炊飯器の火が止まりドキドキしながら釜のフタを開けると、ふわっと炊きたての良い香りが広がり、湯気の中からふっくら炊きあがったご飯が目に入ってきます。
これで美味しいご飯を届けることができる・・・ほっとする瞬間です。
今日は無事、56リットルの美味しいご飯が炊きあがり、温かい食事を届けることができました。温かい食事を届けることにより路上で苦しんでいる方々と心が繋がり、その繋がりを通じてより多くの方が路上から脱出できるように。そんな想いを込めて、今後もご飯を炊いていければと思います。(ぐんじ)