9月23日秋分の日の天気予報は、曇りのち雨。
覚悟を決めてレインコートを用意していったのですが、
幸いにも雨にはならず、気温も暑からず寒からずで風もなく、
ほどよい炊き出し日和になりました。
本日のメニューは、ご飯にかけて頂く野菜たっぷり汁です。
どれだけ野菜たっぷりかというと、
70リットルの寸胴鍋3つに対し、
衣装ケース大の容器およそ4杯分の、
ダイコン・ニンジン・タマネギ・エリンギ・
ハクサイ・キャベツ…などなど。
一見すると本当に入りきるの?!という量です。
ちなみに野菜汁の水分のほとんどは、野菜から出たもの。
何かと栄養が偏りがちな路上生活。
この野菜汁でしっかりビタミンや食物繊維を
補って欲しいという心配りからできたレシピです。
あ、もちろん肉も入ってますのでご安心を。
調理ボランティアに初参加は、大学生男子。
そして配食ボランティアへの初参加は、こちらも大学生で
サークルのみんなで参加して下さいました。
若い世代が積極的に社会問題を考えてくれている姿に、
頼もしさを感じます。
前回の配食数から、今回はご飯の量を1窯分減らしたのですが、
今度はおかわりが足りない事態に。なかなか、この調整がむずかしい
そうです。
配食の間も、医療相談・生活福祉相談・はりきゅうマッサージにと、
人が途切れることがありません。
見上げると、夜空にそびえ輝くサンシャインビル。
そのふもとの公園では、路上生活者のための炊き出し。
どの都会でも見られる矛盾ですが、
「豊かさってなんだろう」と考えさせられます。
「何かしたいけど、なにから始めればいいのかわからない」、
「全力投球は無理だけど、空いた時間にだけ手伝いたい」という方は、
ぜひボランティア募集のページを読んでみてください。
配食終了後は、公園をぐるっと清掃後、ミーティングを経て
みんなで協力して作業をした達成感を味わいつつ、無事解散となりました。
(多田あゆ実)