シャルマホールディングスさんがカレーを提供してくださる日とのことで、今日の調理は、ごはんを炊き、そして野菜のサラダを作ります。
また、配食の前に配るコーヒーなどの飲み物を準備します。
初めましての方もいる中、「さんまに1票」「栗に1票」と、開始のミーティングが和やかにすすんでいきます。
以前お会いした学生さんが、双子の兄弟を伴って参加しておられました。了解をいただき、調理に参加しての感想をいただきました。
「 調理に参加して、多くの人と一緒に話しながら参加できてよかった。『ホームレス』のセミナーを学んで、いろんなことが分かって良かった」
「 楽しく話をしつつ、包丁を使うので、真剣に集中して野菜を刻むという環境がすごいすばらしいなと思いました。また参加したい」
《今日知ったこと》
サラダに入れるキュウリは、食感を考えてスライサーではなくて、包丁で切ること。
切り口が楕円になるように、ややななめに切るのだそうです。「おいしく食べて欲しい」というきもちが込められています!
わたしは、洗い場の作業に参加しましたが、数ある水のゴムホースを、これまた数ある延長ホースや分岐などに、つなげられるように覚えていければなぁと思っています(なかなか手強そうです)
15時ごろ終了したのち、休憩をとりながら17時に配食の場所「東池袋中央公園」に移動しました。
まだ昼の明るさが残る空の下、按摩マッサージの施術を、2名並んで受けておられます。
路上での生活は年齢を重ねるほどに過酷だと感じます。
その後、18時の配食を前に、並ばれている方々へスプーンを渡していきました。
顔を合わせてゆるりとあいさつができたので嬉しかったです。
並ばれている方々全員が、1回目の食事を終えるまで、前半の配食ボランティアの方が受け持ちます。
2回目を希望される方々への配食が始まるころ、ボランティアも後半チームに交代します。
そのように、何百杯という数のご飯とカレーをよそっていきます。
終了時のミーティングの報告では、並んだ方は約193名、2杯目が170食、持ち帰り用に、ふりかけごはんのパックが36個、カレーが5つできました。全部で56リットルのごはんを炊き、400杯分のカレーを配りました。
医療相談は、38名の方が利用され風邪薬や胃薬、冷湿布などを持ち帰られたとのこと。
生活相談は、4名の方が相談に来られ、週明けに申請同行する方がいるとのこと。はり灸マッサージが合わせて11名。
今日は59名のボランティアの方々がお出でになりました。
そのような中、フランスから世界の医療団ボランティアに男女2名の方が参加しておられました。
8ヶ月かけていろんな国へ行っているそうです。
「とても興味深くて、しっかりオーガナイズされていて印象深かった、手助けできたことがうれしい、資金集めに協力出来たら」と通訳を介し感想を話されました。
さいごに、担当の方が「路上生活から生活保護を受けての生活に移行されたものの、うまくいかなかった方もいる。再路上化した方をどのように支援していくのか課題です」(という内容のこと)を話されました。
安易に、住まいがあり保護費があるほうがいいと片付けられる事柄ではないのだと考えさせられます。
なにが、ふたたび路上の生活へと戻らせてしまうのでしょうか。
みなさん、どのように思われますか。(kayo)