今日は、いつもの調理場所がお祭りで使えないので、大塚モスクさんのカレーをお願いし、TENOHASIはα米450食にお湯を入れて戻すだけの簡単調理。お気楽です。
もっとも、トラックを止めるコインパーキングを探している途中、一方通行の標識が木で隠されていた路地に迷い込み、脱出しようとしてお店の庇にぶつけてしまうという笑えない事故も起きましたが・・
大塚モスクのカレーは、TENOHASIの炊き出しにまけないくらい野菜たっぷりのヘルシーカレーでした。
どうしてモスクが日本のホームレスの皆さんのためのカレーを?
マスジド大塚(大塚モスク)のクレイシ・ハールーンさんが説明してくれました。
「イスラムの教えには、喜捨という言葉があります。自分の財産を、貧しく困っている人のために捧げるのです。たとえば、毎年、自分の財産の2.5%を困っている人のために捧げることが決まっています。犠牲祭では、羊を一頭つぶして、3分の1は自分の家族に、3分の1は近所の皆さんに、そして3分の1は貧しい人に分け与えます。イスラムは『あなたがお腹いっぱいで寝ているときに、隣人が食べ物もなくお腹を空かせて寝ていたら、あなたはムスリム(イスラム教徒)ではありません』と教えています」。
「これはジハードの一つ」だとハールーンさんはいいます。「ジハードとは努力すること。聖戦という訳は誤りです。イスラムではジハードは信者の義務です」。
震災直後、混乱する被災地に支援に行くかどうか迷っていた時、「これこそジハードだ」と気がついて迷いを振り切ったそうです。
TENOHASIの炊き出しでは2012年のクリスマスの炊き出しで初めてカレーを出していただいて以来、もう5年にわたって定期的にカレーを出して下さっています。
次は8月12日の夏祭りの夜。モスクの皆さんの思いが詰まったカレーを食べてみたい方は並んでみて下さい(^_^)