9月13日。
よい炊き出し日和ですが、
何と言っても、デング熱です。
じわりじわりと感染の拡大を
見せるデング熱は、当然のことながら
公園等に住まう「ホームレス状態の人々」にとって、
大きな脅威だと思われますが、
蚊が媒介するこのデングウィルスによる感染症を予防することは、
「住空間」を持たない
(あるいは極めて不十分な「住空間」)しか持たない人々にとって、
不可能に近いことは、誰が見ても明らかです。
当たり前の話ですが、
とりあえず公衆衛生の実現に責任がある行政側が、
適切な「住空間」を用意する等の適切な予防策を
可及的速やかに講じるべきなのです。
でもこんな”原則論”を述べても、あまり意味がないので、
とりあえず、公園に大量の虫よけスプレーを用意したり、
ボランティア参加の人々には、なるべく長袖、長ズボンを
着用してもらう等のできる限りの自衛策を講じながらの、
炊き出しとなりました。
特に調理場となる文京区のお寺さんには、
蚊が繁殖するのに適切な環境が整っているという
事もあって、参加ボランティアさんにも事前に「準備」を
お願いしました。
デング熱 の感染が、今後、どのように推移していくのかは、
都内の公園が次々と閉鎖されたりしている状況を見てみると、
公園に住まう「ホームレス状態の人々」にとって、
大いに注目しなければならないことだと思われますが、
それらの人々の不利益になったり、意向を無視した施策が、
行政によって行われないように目を凝らしていく必要が、
しばらくありそうです。
前回には減った炊き出し人数が、
デング熱にもかかわらず゛、
またかなり増加気味です。
理由は不明。炊き出し数が読み難い状況が
続いています。