8月第2週の炊き出しはTENOHASI夏祭り。
とは言っても、夜の炊き出しがカレーライスになり、いつもは出さない昼飯(そうめん)を出して、慰霊祭とすいか割りを行うという「祭り」というには申し訳ない内容なのですが・・・
今年は違います。
大塚モスクから「イスラムのラマダン(断食)明けのお祭りをともに祝いたい」というありがたいお申し出があり、久しぶりに夏祭りらしい夏祭りにすることができました。
まず、12時半にそうめん。20キロのそうめんはきんと冷やされて、酷暑にあえぐ120人の胃袋に吸い込まれていきました。
そのあと、この1年間に池袋の路上で亡くなった方と私たちが支援していて亡くなった方を追悼する慰霊祭を行いました。前半はキリスト教式・後半は仏教式の2部構成で、80人あまりが参加しました。
この日は大変暑くて、手元にあった温度計でなんと37度!
しかし、大塚モスクのみなさんが、かき氷+インドネシアのかき氷(イチゴミルク風といえばわかりますかね)+焼き菓子2種類を提供して下さり、涼を求める人で長蛇の列ができました。
テントには「断食明け大祭」の大きな看板が。
整理券を配ってひとり1回までとしていたのですが、モスクのみなさんがたくさんもってきて下さったので、「おかわりもどうぞ」と告知した瞬間、それを待っていた人がどっと立ち上がったのがうれしかったです。
インドネシアのかき氷も評判上場で「こっちの方がうまい」といっておかわりに並ぶ人がたくさんいました。
17時からはいつもの衣料配布。モスクのみなさんや、サウジアラビア大使館のみなさんからの衣類もありました。
そして、19時からは夕食の配食です。
モスクの信徒さんたちが作って下さった香り高い本格カレー(とは言っても日本人向けにアレンジされていてそんなに辛さはありません)・ビリヤニ(鶏の炊き込みご飯・こちらも美味)、そして恒例のTENOHASIのカレー(今回はジャワカレーとバーモントカレーのミックス)の3種類をどれもおかわりOKという、TENOHASI始まって以来の豪華な配食となりました。
なんと、これにデザートがつきました。インド風のチャイと焼き菓子。
ちいさな夏祭りですが、世界3大宗教そろい踏みの楽しい祭りとなりました。
この日、配食に並ばれたのは昼食114人、夕食に224人。
参加したボランティアは合計97人(そのうち新人さん32人)でした。