越冬活動●4日目●生活班編

 天候に恵まれ、雨風の心配なく相談できたことを幸せに感じます。
 相談者もテントの中で暖をとりながら、ゆっくりと話ができたと思います。
 
 今回はふとんで年越しプロジェクト中であり、いつものメンバーに加え、舫の方々も相談に入って頂いていました。1人に対して複数でお話を伺えることは、多角的な視点で捉えられたり、手立ても幅も広がり、また、より詳しくわかりやすくなったりと私自身が安心し、勉強できる日でした。
 相談者の中には、以前から舫さんの方でつながりのある方もいらっしゃいました。顔のわかる方がいたことは、不安ながらも相談に飛び込んで来られた方の心を和ませてくれるような感じがしました。そこに相変わらずいるということも意味があるのだと思いました。炊き出しも同じように大切な活動なのだろうと感じました。
 相談内容は、過去を語りたくないのか、わからないのか。どういった相談なのか、今はどんな状態で今後の希望は?「わからない」と口数は少なく正体不明。「語りたくない」のなら、その方が安心して話せる気持ちに出来ない私の能力不足かもしれないが、今回はその方が求めている物をその範囲で持ち帰って明日につなげてもらえたらと思っている。しかし、「わからない」のであれば、まずは医療が必要なのかもしれないと、失礼かもしれないがDrも相談に入って頂きました。いつも感じますが、その方に精神的な事情が苦労として自覚がない場合の医療の心配については慎重にしたいと不安です。
 その方は結局、SSSを出てきて、今後暮らす場所がなくて相談であったため、年明けに生活保護の申請同行予定となりました。
 
 その他には、年金生活であるがパートをして何とか生活しているが、必要としている医療に医療費が払えなくて受診継続できないという、経済的な問題での相談者のいらっしゃいました。
 また、過去の相談者が現況報告と今後の相談に来られたりしました。生きることは不安と希望で相談は尽きないものだなぁと感じ、何もできないけれど、まだ来られない方が相談に飛び込んできてくれるといいなぁ、と感じていました。
(生活班T)

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