福祉班より

 皆様明けましておめでとうございます。

 ただいま越冬炊き出しの真っ最中ですが、現場スタッフの皆様、ご苦労様です。
 事務局長や料理長、それにボランティア・コーディネータ、その他多くの皆様の力の結集で成功裏に終わることを祈っています。

 さて、越冬越年のイベントが前半終了したところですが、福祉支援の面に限っては例年と大分違う様相を呈しております。

 相談にみえるのが、20代から40代の人が圧倒的に多くなっています。理由は仕事がなくなってアパートを出たとか、仕事が切れる年末や正月は漫画喫茶ですごしているが、その後のことが心配だとか、という感じで正に「ワーキングプア」の波が「てのはし」にもヒタヒタと押し寄せてきているようです。

 今回、事務局長に福祉相談の看板を作って頂きました(ありがとうございました)が、看板の字が「福祉相談」でなくて「生活相談」になっていました。私たちとしては福祉相談のほうがいいかなと思って看板に「福祉」の字も入れてもらいました。勿論、どちらの表現でもいいのですが、皮肉なことに相談に来る方は圧倒的に「生活相談」でした。事務局長に先見の明があったのでしょうか?

 相談にこられる方は、ほとんどがスタッフの夜間パトロールで配ったチラシを持っていました。路上のままで、年を越せぬ人たちが、そのチラシを藁をもつかむ気持ちで「てのはし」を頼ってくるわけですから私たちとしても責任重大ですので、全力を尽くしたいと思います。
 もっとも、「てのはし」が駆け込み寺のようなるのはちょっと荷が重いというのが正直な気持ちではありますが。

 しかし、「IMA緊急シェルター」のスタッフが昨日来られまして、越冬期間中の支援団体でのシェルターの使用は特別枠があるのでいくらでも使っていいとの嬉しい話があり、早速、体の具合の悪い方を4日間も宿泊施設に入れさして頂きました。ほんとに有り難い強い味方です。

                    

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