ハウジングファースト東京プロジェクトは、2010年4月に東京プロジェクトとして「医療・福祉支援が必要な生活困難者が地域で生きていける仕組みづくり・地域づくりに参加する」ことを理念とし、「池袋周辺と他の地域でホームレス状態にある人の医療・保健・福祉へのアクセスの改善、そして精神状態と生活の回復」を目的とし、TENOHASIと世界の医療団、浦河べてるの家(東京オフィスべてぶくろ)の3団体で活動を開始しました。
ホームレス状態の方の多くが、何らかの障がいや自分では解決できない生き辛さを抱えており、安定した地域生活を営み、社会の中での適切な居場所を持つには、医療や福祉のサポートを必要であることは、これまで十分に認識されてこなかったことです。この問題に向き合い、解決するための体制と仕組を作り、動かしていくことがプロジェクトの活動です。
プロジェクトはその後、池袋あさやけベーカリー、つくろい東京ファンドと参加団体を拡大し、活動の幅と厚みを増しています。2016年より、ハウジングファーストを実践していくことを重要なテーマと位置づけ、プロジェクト名称をハウジングファースト東京プロジェクト(以降HFTPと記述)と改称しました。